旅行の持ち物は、現地の環境や旅先で予定しているアクティビティなどを考えてそろえるのがベストです。現地での過ごし方をイメージすると、どんなものが必要かがだいたいわかってきます。今回は、京都、大阪方面に旅行する場合を想定して、持っていると役立つアイテムをいくつかご紹介します。

必要な物をそろえて、ゆっくりと旅行を満喫してみましょう。

旅の思い出を撮影する「カメラ」

カメラは、京都、大阪を旅するときにぜひ携帯しておきたいアイテムです。京都や大阪には、言わずと知れた観光スポットがたくさんあります。

例えば、清水の舞台で知られる清水寺や桜の名所である平安神宮などは、京都でも有名な観光スポットです。また、大阪にも大阪城公園や住吉神社、通天閣などの有名なスポットがあります。このような場所を訪れたときにカメラがあれば、思い出に残る1枚を撮影できますよね。

「カメラを入れると荷物が重くなるからイヤ」という人は、カメラ付きのスマホを持っていきましょう。ただ、スマホのカメラは撮影した写真の画像が粗くなることがあります。美しく鮮明な画像で風景や建物などを撮影したい人は、別にカメラを用意しておいたほうがよいかもしれませんね。

カメラがあれば、インスタ用の写真を撮るときにも便利です。色とりどりの京料理や会席料理、老舗の和菓子などは、現地でしか撮影できない場合もあります。一緒に行った友人との思い出写真も、カメラがあればたくさん残せるでしょう。

荷物が増えたときに重宝する「エコバッグ」

コンパクトに畳めるエコバッグは、旅行でもいろいろなシーンで役立ってくれるアイテム。

京都や大阪に行く際にも、適当な大きさのエコバッグをいくつかスーツケースに入れておくとよいでしょう。

ナイロンなどの軽い素材のエコバッグなら、バッグの隅に入れておいても荷物が重くなってしまうことはありません。エコバッグは、お土産を買って荷物が増えたときにも役立ってくれます。箱入りの菓子などは、思いのほかかさばります。

お店の紙袋は基本的に手で持つ必要があるため、手が荷物でふさがってしまうのが難点。肩からかけられるエコバッグにお土産を入れかえれば、お金の出し入れも楽にできます。京都旅行のプランには、和ろうそくの絵付け体験や竹かごづくり体験などが盛り込まれていることがあります。

体験で制作した作品を持ち帰るときにも、エコバッグがあると便利です。ある程度の大きさのバッグなら、作品をそっくりそのままの状態で持ち歩けるでしょう。また、観光スポットが多い京都や大阪では、施設でパンフレットなどをもらうことが多いです。

エコバッグを持っていれば、パンフレットの冊数が増えてもスムーズに持ち帰れるでしょう。

足を冷えから守る「靴下」

京都や大阪にあるような神社仏閣には、観光客が靴を脱いでなかを見学できるところもあります。有名な襖絵などを近くでじっくりと鑑賞したいときには、座敷に上がったほうが落ち着いて見られますよね。このようなときに役立つのが、靴下です。

冬の京都などは、底冷えがすることで知られています。真冬や肌寒い日に和室に上がる場合、足から冷えることがあるので要注意。靴下が1枚あれば、冷えから足を守れます。スカートの女性は、旅行中もストッキングやタイツを履いていることが多いですよね。

靴下をプラスすれば、足底の冷えも軽くなります。靴下は、夕方からのイベントの際にも重宝します。京都や大阪では、お寺の一室で伝統芸能の観賞会などが開催されるケースも少なくありません。また、観光客から人気のお座敷イベントなども夜に行われることが多く、参加する際には靴を脱ぐシーンがでてくる可能性があります。

さっと履ける靴下を用意しておくと、足元が寒いときにも防寒ができるでしょう。

人気の大阪旅行スポット

歩き疲れたときに便利な「携帯用シューズ」

観光スポットをひとめぐりする場合、徒歩で移動する距離が長くなることがあります。京都や大阪のスポットには、途中に坂や階段があるところが多いため、靴によっては足が疲れてしまいます。バッグの片隅に入るような携帯用シューズを持っていれば、疲れを感じたときにすぐに靴を履きかえられるでしょう。

数日の旅行の場合、靴を何足も持っていくのは少し大変かもしれませんね。折り畳める携帯用シューズなら、移動中も楽に持ち歩けます。市販されている携帯用のシューズには、おしゃれなバレエシューズなども多く見られます。

女性の場合は、こういったタイプのシューズを選んでみるとよいかもしれませんね。ヒールがないデザインでも、足元がフェミニンな雰囲気になるのがバレエシューズの良い点です。黒やベージュなどのベーシックなカラーなら、洋服の色とも合わせやすいでしょう。

防犯対策に役立つ「ワイヤーロック」

スーツケースなどを持ち歩くときは、ワイヤーロックを用意しておくと安心です。駅や観光スポットなどでは、手荷物に目が行き届かない状況もでてきます。スマホで道順を検索していたり、駅で乗車券を購入したりしていると、うっかり荷物を手から離してしまうこともあるでしょう。

海外に比べて日本は治安がよいと言われていますが、人が多く集まる場所では置き引きやスリが頻繁に発生しています。京都や大阪の繫華街を歩く場合などは、ワイヤーロックで手荷物を守るのも1つの知恵です。

財布やクレジットカード、身分証明書などは、盗まれたときの被害が大きくなりますよね。バッグにワイヤーロックを装着しておけば、「知らない間に貴重品を抜き取られる」などの被害も少なくなる可能性があります。

急な天候悪化に備える「雨具」

折り畳み傘や携帯用のレインコートは、旅先で急な雨に遭ったときに重宝します。雨具を用意していない場合、観光スポットを歩いているときに雨や雪などが降ってくると、落ち着いて見学ができなくなってしまいますよね。

このようなときには、移動中に雨や雪で服などが濡れてしまう可能性があるため、体調を崩すことも考えられます。夏の夕方などは、雷雨にも注意しておかなければなりません。折り畳み傘やフード付きのレインコートなどを持っていれば、急に天気が変わっても次の目的地まで落ち着いて移動ができるでしょう。

お店で販売されている折り畳み傘や携帯用のレインコートには、軽量で持ち歩きしやすいものがたくさん見られるようになっています。でかけるときに天気がよくても、念のため雨具をバッグに忍ばせておけば、いざという時に慌てずに済みます。